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仙台市議会一般選挙の結果等について②

 これは、からの続きである。

この表は、A仙台市議会の会派ごとの獲得票数と、B選挙時の政党別の獲得票数等をまとめたものである。

 Aについては、これから始まる議会運営の参考になり、Bについては先の仙台市長選挙の分析や今後の選挙に役立つものとなると思い作成した。

 仙台市議会選挙の結果を改めて振り返ると、投票率は35.83%と低い。Bについてから見ていく。候補者数が多いので、自由民主党が最も票数を獲得している。調べてみて、公明党の票数が思っていたより多かった。そして、民主党も善戦していた。政権与党と野党の合計票数は、拮抗しているこのことと、以前に書いた仙台市長選挙結果分析等を踏まえると、やはり今回の仙台市長選挙の結果は安倍政権のマイナスの影響によるものとは断じることはできない。

 次にAについてである。新仙台市長は国政の政権与党の市長ではない。仙台市議会の多数派も市長の与党ではないとされている。その点において、議会運営への様々な不安な声が聞こえてくる。仙台市議会会派の構成について表にまとめてある。自由民主党と公明党仙台市議団で議員数の過半数を獲得している。そして、全体の当選者の獲得票数に占める割合でも過半数を獲得しているので、議会運営の中心を担う根拠を持っていると言える。一方で、新仙台市長を支持した議員、会派も多くの市民からの信任(票数)を獲得しているので、是々非々で議会運営をしていただきたい。

 市長も議員もともに、市民により選ばれた代表である。これから定例議会が始まるが、政局に左右されることなく是々非々で市民のことを第一に考えた政策論争を期待する。

 

                                                    閃光のクレア